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ブラームス;ドイツ・レクイエム カラヤン/BPO(1976) [ブラームス]

私の場合、頻繁に聴くことはないが、人生の節目節目に於いては常に聴いてきた曲がある。
ここではその曲と、その曲の最も好きな演奏を。
                     
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ブラームス;ドイツ・レクイエムOp.45
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
トモワ-シントウ(S) ヴァン・ダム(Br) ウィーン楽友協会合唱団 他

ブラームスこそ私の最も好きな作曲家。
ドイツ・レクイエムは中期の作品ながら、演奏時間・規模という意味で彼の最大の作品である。
最も気に入っているのはカラヤン/ベルリン・フィル他による1976年に録音されたEMI盤。
(人生の節目節目で必ずこの演奏だけを聴いているわけではない-念のため)

上のジャケットはLP時代のもの(ちなみに現在の輸入盤CDジャケットはセンスの全く感じられないものとなっている)。

これは私が最初に買った同曲の演奏で、中学生時代にLPで購入。当時同LPも既に生産中止となっており入手困難、福岡県久留米市のレコード店で幸運にも在庫を見つけ手に入れることが出来たという思い出のレコードでもある。EAC77179~80というこのレコードの製造番号は、物覚えも悪く物忘れも激しくなった今であっても脳裏から離れない。

その後、カラヤン自身の別録音を含め30種以上の同曲異演に接してきたが、総合的な意味でこれを超えるものには未だに出会っていない。
合唱の表出力は他と比べるとやや劣る気はするものの、なんと言ってもベルリン・フィルの力量が素晴らしい。また、あまり言及されることはないが、ヴァン・ダムのの求心的歌唱(特に第3楽章)は最高であるといいたい。
残念なのは2楽章前半、ややテンポが速いのと、この部分の強奏時における音の混濁。
ちなみにLPにはハイドン変奏曲・悲劇的序曲が併録されており、この2曲の演奏も私のベストチョイスであり続けている。

1990年に初CD化、ドイツ・レクイエムのみで一枚に収まり単独再発された。
音も綺麗に、安っぽくなった。
国内盤でARTによるリマスタリング盤も出ているが、CDについては私は輸入盤派なので購入及び聞き比べはしていない。

尚、この演奏はクワドラフォニック4チャンネルで録音されている筈であり、寧ろ海外盤マルチチャンネルSACDによる再発を楽しみに待ちたいところだ。

この演奏を私はこれから何度聴くのであろうか・・・


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